革へのこだわり ー 使用している革について ー

ハンドバッグ製作45年の技術が生み出すこだわりの革製品

ドイツシュリンク(シュランケンカーフ)/ドイツ
[Shrunken Calf]

ドイツが誇る老舗タンナー「ペリンガー社(LUDWIG PERLINGER Gmbh)」によって製造され、クローム鞣しのシュリンク加工皮革において最高峰の革とも評される。

正式名称「シュランケンカーフ」と呼ばれるこちらの革は、1864年から同社で製造され、今では数々のハイブランドが採用する高級皮革です。

生後6か月以内の仔牛(カーフ)の革をシュリンク(収縮)加工してできる自然のシボは、型押し革では決して表現できない独特の味わいがあり、同じものは2つとありません。

1枚革の中でも使用する部位によって、シボの大きさや深さが異なります。

シュリンクレザーは、原皮から20%程度縮みますので使用できる部分が限られ、その分高価な革となりますが、その魅力は挙げればきりがありません。

カーフレザーは、とても柔らかく、とてもなめらかなことが特徴ですが、その分傷がつきやすいという弱点があります。そこでクローム鞣しによって水気に強く、弾力のある傷の付きにくい革に仕上がり、曲げ伸ばしに強い革となります。

また、柔らかくしなやかであるが故に、革鋤き(組み合わせる部分によって、革の厚みを変えていく作業)が非常に難しく、微妙な革鋤き機の調整や技術がないとたやすく鋤くことはできません。
目には見えない部分ですが、その差は、仕上がりを見れば歴然です。

そしてドイツシュリンク最大の魅力といえば、この革でしか見られないという上品な発色にあると言えます。

ドイツシュリンクのカラーラインナップは、多岐に渡ります。
どれも一言では形容しがたい不思議な高級感と安心感があり、造り手をも魅了します。

そして製品になると、1枚革の時とは、全く別の表情で使う者を虜にするのがドイツシュリンク(シュランケンカーフ)です。不均等でナチュラルにできるシボの陰影によって造られる雰囲気は、製品の魅力をいっそう高めます。

RIA CREATIONでは、以下のカラーを採用し、製品を造っております。

ブラック(10_black)
レッド(30_red)
オレンジ(31_orange)
ピンク(32_pink)
チョコ(41_choco)
トープ(43_taupe)
ゴールド(45_gold)
ライトグリーン(53_lightgreen)
ジーンブルー(62_jeanblue)

RIA CREATIONでは、看板商品の「カブセ型長財布」「ラウンドファスナー型長財布」にメインで採用しています。

※鞣し
「原皮」から「革」へ、製品を造るのに最適な状態に変化させる、柔らかさやしなやかさを持たせる作業のこと。鞣しをする会社をタンナーと言う。

※クロム鞣し
クロム化合物(化学薬品)によって、退色のない弾力に富んだ傷の付きにくい革を造る製法。鮮やかな発色(染色)が可能。

ドイツシュリンク(シュランケンカーフ)を使用した製品はこちら

ノブレッサカーフ/ドイツ
[Noblessa Calf]

ドイツが誇る老舗タンナー「ペリンガー社(LUDWIG PERLINGER Gmbh)」によって製造され、独自のクローム鞣し・仕上げ・染色技法によって造られる極めて美しい型押し革。

世界中で造られる型押し革の中でも、著名なブランドからの評価の高いノブレッサカーフの魅力は、その美しい均一のシボの風合いと光沢感のある発色と言えます。

革の表面が顔料で覆われているので、水気にも強いという特徴があります。

街中で見かける型押し革といえば、日本で造られる製造期間が短く、比較的安価なもので製作している印象があります。

ノブレッサカーフは、2か月もの費やし、手間と時間をかけて造られ、カーフ素材(生後6か月以内の仔牛)でありながらコシがあり、型崩れしにくい、傷や汚れに強い革に仕上がります。

高級素材で摩擦やスレなどを気にすることなく、使っていただけるというのも魅力です。
(もちろん大切に扱えばさらに長く使っていただけます)

RIA CREATIONでは、ラウンドファスナー型財布フォーマルバッグなどに採用しております。ノブレッサカーフで仕立てたバッグの高級感は、唯一無二とも言えるかもしれません。

イエロー(52_yellow)
レッド(30_red)
ネイビー(60_navy)
ブラック(10_black)

ノブレッサカーフを使用した製品はこちら
  

バケッタ800(イタリアンバケッタレザー)/イタリア 
[Bacchetta 800]

イタリア トスカーナ地方にあるコンツェリア800社によって、伝統的なバケッタ製法で造される希少性の高い革「バケッタ800」。

イタリアの伝統的な革製法であるバケッタ製法とは、植物タンニン鞣しのことを言います。
自然の樹木のタンニン(シブ)を使い、1枚ずつ手作業でじっくりと時間をかけて作る製法です。

化学薬品を使わずに、手間と時間をかけて造るこの製法は、環境にもやさしい革と言えます。

現在では、製造するタンナーも圧倒的に減り、希少な素材となっております。

また、イタリアンバケッタレザー(バケッタ800)の魅力は、革好きが愛してやまない経年変化(エイジング)による色艶の変化が挙げられます。

長く使っていくことで、革の内部に浸透したオイルが表面にも現れ、美しく深みのある色へと変化していきます。使う人によって異なるエイジングを楽しむことができ、オリジナルの仕上がりになります。

RIA CREATIONでは、ラウンドファスナー型長財布ハンドバッグに採用した人気商品となります。(ハンドバッグは、現在受注生産です。)

ナチュラル(**_natural)
ブラウン(40_brown)
ワイン(33_wine)
グリーン(50_green)
ネイビー(60_navy)

バケッタ800(イタリアンバケッタレザー)を使用した製品はこちら

RIA CREATIONでは、この他にも「クロコダイル(鰐革)」「パイソン(蛇革)」「シャークレザー(鮫革)」「オーストレッグ(駝鳥の足)」などの希少レザーや高級素材を扱っております。